時々ギャンブルによる借金は債務整理可能なのかと質問をよく耳にします。
実際に私もFXで借金をやってしまいましたがね、、、、(泣)
今回はギャンブルによる借金の解決方法について解説していきます。
日本はギャンブル大国です。競馬・競輪・競艇・オートレースといった公営ギャンブルに加えて、事実上のギャンブルであるパチンコやパチスロの店舗が都内、地方でもどこにでもあります。
ギャンブルによる問題の1つが「ギャンブル依存症」です。

「ふとした瞬間にギャンブルがしたくてたまらなくなる」
「借金をしてでもギャンブルがしたい」
こう思って自分で歯止めが効かない場合、「ギャンブル依存症」を疑った方がいいかもしれません。
ギャンブル依存症が原因で多額の借金を抱えてしまう方も多く、生活に困窮する例も多数見られます。
今回は、ギャンブル依存症による借金の解決方法について解説していきます。
ギャンブル依存症による借金は債務整理で解決!
ギャンブル依存症が生活にもたらす悪影響は広範囲にわたります。
その最たるものが「借金」ではないでしょうか?
ギャンブルは基本的に「勝てない」ようにできています。
勝てないにも関わらず「いつか勝てる」「元を取ろう」と考えて、借金をしてでもギャンブルを続ける例は枚挙にいとまがありません。
借金のせいで生活苦を強いられている人のために、ここでは借金を解決する方法である「債務整理」を3種類ご紹介します。
任意整理
日本で最も頻繁に行われている債務整理です。
債権者と交渉して、借金の利息や遅延損害金をカットしてもらいます。
そのうえで、借金の残額を原則3年程度の分割払いで返済する旨の和解を取り付けます。
返済総額を減らせるうえに、返済スケジュールを立て直すことができるのが利点です。
他の債務整理と違って裁判所を通さずに済むので、費用を抑えて短期間で終わる点もメリットでしょう。
しかし借金の元本を減らす効果はないため、借金の総額が多すぎる場合は焼け石に水かもしれません。
個人再生
裁判所に申立てを行って、借金を大幅に減額してもらう制度です。
減額率は平均して5分の1ですが、最大で10分の1になることもあります。
減額してもらった借金は、任意整理と同様に原則3年程度かけて分割払いで返済します。
借金の減額率が高いことに加えて、通常の債務整理と違って「住宅ローン特則」という制度があるため、ローンの残っている持ち家を処分せずに済むというメリットがあります。
ただし手続きが複雑であるため、一般人が自力で行うのは大変な困難を強いられるでしょう。
自己破産
こちらも裁判所に申立てをするタイプの債務整理です。
成功すれば借金をゼロにしてもらうことができますが、当面の生活に必要な財産を除く一定以上の財産は処分され、債権者への弁済に充てられてしまいます。
財産が少ない場合は、特に財産を処分することなく借金をゼロにしてもらうことも可能です。
自己破産には「免責不許可事由」といって、「こういった事情がある人の借金はゼロにしてあげませんよ」という決まりがあります。
そして残念ながら、ギャンブルによる借金は免責不許可事由に該当します。
ただし「裁量免責」といって、免責不許可事由があっても裁判官の裁量で借金を帳消しにできる制度が認められています。
弁護士に依頼して債務整理するべき理由
「わざわざ債務整理なんてしなくても、親戚からお金を借りていれば生活はできる」
「友人知人からお金を借りてギャンブルをして、当たったら返そう」
こう考えている人もいるかもしれませんが、それではギャンブル依存症を解決できませんし、借金を解決できずに人間関係も破綻してしまう可能性があります。
しかし、弁護士に債務整理を依頼することで、借金とギャンブル依存症の両方を解決できるかもしれません。
借金を解決できる速度と確度が上がる
債務整理をする場合、専門家である弁護士に依頼するのが一般的です。
弁護士は裁判所で代理人になれる権利を有しているため、債務者本人の代理として複雑な手続きのほとんどを行ってくれます。
手続きを適正かつ迅速に行なってくれるので、借金を早く確実に解決できる可能性が飛躍的に高まります。
裁判所を通さない任意整理の場合でも、弁護士が交渉役になるだけで交渉を有利に進めることができます。
今後の生活についても考えてくれる
弁護士は経済的な再建を目指すために最適な債務整理を提案してくれますし、返済計画に関する内容も考えてくれます。
また、弁護士事務所によってはギャンブル依存症を治療するためのクリニックを紹介してくれることがあります。
単なる借金の解決にとどまらず、より良い人生を送るための手助けを受けられるのです。
一定期間借金できない環境になる
弁護士依頼に限った話ではありませんが、債務整理をすると「信用情報機関」という組織にその情報が登録されます。
これはいわゆる「ブラックリストに載った」状態であり、その後5~10年は銀行や貸金業者からお金を貸してもらえなくなりますし、クレジットカードも利用できなくなります。
一見不便に思えるかもしれませんが、借金ができなくなるためギャンブル用のお金を捻出しづらくなり、結果としてギャンブルから距離を取れるようになります。
私は債務整理しませんでしたが、下記の事務所には相談しました。
相談するだけでも楽になると思うので、相談だけでもおすすめします。
ギャンブル依存症の解決方法
ギャンブル依存症を克服するために必要な治療法をまろめますなるべく習慣付けしやすくて実践的、かつ簡単な治療法をご紹介します。
財布にお金を入れない
基本的に財布に1,000円以上入れないようにしてみましょう。ギャンブルの基本は現金ですので、パチンコに行っても入れる札がなければ使う事もありません。ギャンブラー気質の方は物欲が少ないことが多いため、驚くほどお金を使わなくなり、月末の残高をみてびっくりするはずです。
お金を物にかえる
もしパチンコなどをやりたいと思ったらショッピングをしましょう。買うものはなんでもいいのですが、できれば本を買う事をおすすめします。まとまったお金を使ったあとなので、ギャンブルをするのが怖くなり、「これ以上はお金を失えない・・・」という気持ちがギャンブルから遠ざけてくれるでしょう。
ギャンブルでお金をみすみす捨てるのではなく、自己投資としてお金を使いましょう。
ギャンブル依存症であることを認める
そんなことで克服できるのかと思われるかもしれませんが、まず改めて認めることは大事です。そして、ギャンブル依存症について学ぶ事も有効な手段です。
医学的な知見からギャンブル依存症について学ぶ事で、「決して自分が弱い人間だからギャンブルにハマっている訳ではない」という事がわかり、気持ちもだいぶ楽になれるでしょう。
家族や恋人にギャンブルをやめることを宣言する
あなたがギャンブルでかなりの金額を使っている事を知っている人に、「ギャンブルを辞める」と宣言しましょう。家族や恋人がギャンブル依存症で喜ぶ人などいるはずがありません。
もし、ギャンブルをやめると宣言したのにもかかわらず、またギャンブルをしてしまった時のパートナーの気持ちを考えてみてください。・・・「絶望」です。むしろ絶望で済めば良い方でしょう。
最悪関係を切られる危険だってあります。一度やめると宣言した以上、その約束を守り続けようという意志が出てくるはずです。
ギャンブルに代わる趣味をみつける
ある意味最も効率的なギャンブル依存症の克服方法と言えます。人は何かを我慢したり、したいのにできない状況が一番辛いと言いますので、ギャンブル以外に熱中できるものはないか考えてみましょう。
ギャンブルなんてやっている場合じゃないという状態になれば、これまでとは全く違った自分になれる可能性が大いにあるでしょう。私はブログを始めました。
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