Twitterの「現金プレゼント企画」は危険

 「100万円ほしい人はRT」「1億円をばらまきます」――Twitterなどで、こうしたあやしい文言を含むツイートが拡散されているのを見かけたことはあるでしょうか。

なりすましアカウントの狙いは、金と個人情報

 なりすまし、見せ金だけで実際には配らないアカウント……こうした輩に共通する狙いは、現金や電子マネー、つまり「カネ」です。手数料や保証料といった名目で少額でもカモからだまし取ろうと、こんなことをしています

「振込手数料を負担してほしい」「商品を送るから送料を負担してほしい」「金額が高いので保証料を負担してほしい」などと、プレゼントを受け取るために応募者にいくらか負担するように言ってくる。その手数料なり保証料を受け取ったら、そのまま音信不通になるので、注意

「コンビニに行って、電子マネーを買い、その番号を教えてほしい」などと言ってくるのは、間違いなくこのパターン。そもそも100万円プレゼントするなら、そこから送料でも手数料でも引いてくれればいいわけで、こんな名目でカネをだまし取ろうというのは明らかにおかしいですよね。

 あるいは個人情報。こうした輩に一度電話番号や名前を教えてしまったら、あなたはもう詐欺師の金ヅルだ。例えば男性の場合、突然「アダルトサイトの利用料金」を請求される。それも「本日中に連絡をしないと法的処置をとる」等といった不安をあおる言葉と共に言ってくるのが定番です。
安易に引っかからないでください。

そもそもなぜTwitterで「現金プレゼント」ツイートが広まったの?

現金プレゼントツイートが広まったのはZOZO創業者の前澤友作氏がきっかけです。

前澤氏は2019年1月、100人に100万円を配布するとツイートし、大きな話題となりました。

ツイートは550万件以上リツイートされ、フォロワーは1000万人を超えました

その影響で現在では、身元の分からないユーザーの「10万円を配布します」というツイートが増えてきています。

現金がもらえるというのは夢のような話ですが、「ただより高い物はない」ということわざ通り甘い話には裏があるものですので不要なトラブルのタネには近づかないことをオススメします。

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